2007/01/06

アンプをつくる その二

さて今回も前回に続いての、

『はじめてつくるパワーアンプ』
(酒井智巳著 技術評論社 平成17年8月1日)

の紹介、その第二弾です。


ひととおり部品の説明が終わったので、今度は道具の番だ。


・・ハンダ
そういえばハンダってなんなんだろう?
(ハンダの語源についてはたとえば、
・FeZn/Bookmark
)

・ハンダ付けの原理
によると、

ハンダとは、金属とハンダの接合面に合金をつくりだし電気的に接合するもの、だという。

糸ハンダ(というらしい)は、真ん中にフラックス(松ヤニ:ハンダより先に(約90℃)溶けて金属やハンダの表面をきれいにし、ハンダの表面張力を低くしてハンダを濡れやすく(流れやすく)し、再酸化を防ぎ接合を容易にするための油脂)が入っていて、その回りをスズと鉛の合金で覆ったものだ。スズの含有率によって、RH-60A、RH-63A の2種類がある(数字はスズの含有率)。この合金の融点はだいたい183℃で、かなり低そうだと見当はつくが、その見当にまったく自信はない。



・・ハンダごて
・・ハンダごて台
・・ピンセット
・・ペンチ
・・カッターナイフ
これらは特に言うことなし。


・・ニッパ
これはよくわからなかった。
調べてみると、nip(つねる、はさむ)→nipper で、
>主として銅線の切断、電線の被覆をむくのに用いる電気用工具。
らしい。なるほど。
写真を見ると、ペンチの取っ手と爪切りの先っぽが合体したような形をしている。
思ったより色々な種類があるみたいだなあ。


・・テスター
これも馴染みがない器具なので調べてみた。

・組み込みネット/回路テスタの選びかたから使いかたまで

によると、テスタは「電圧や抵抗を測ったり,配線パターンの導通チェックを行ったり」するのに使われるらしい。レンジ(測定範囲)選択にオートとマニュアルがあるみたいで、どちらかというとオートの方が便利で、テスタ棒も金めっきしてあるものの方が長持ちするとか。

電圧測定で、乾電池はともかく、コンセントの電圧を測っているのにはちょっとびっくり。さらに抵抗も測定できるようで、鉛筆の芯(約5.4Ω)、60W電球(約12.6Ω)、そして人間まで測っていてちょっとおもしろい。


・・ワイヤストリッパー
・・電気ドリル
・・工具箱
など。


今回は以上。